小麦粉を生焼けで食べてしまったら体はどうなる?症状と対処法

小麦粉を生焼けで食べてしまったら体はどうなる?

お好み焼きやチヂミなど、小麦粉を使った料理を作る際中まで火が通っていないことはありませんか?

 

不十分に加熱された小麦粉を食べると、腹痛などの症状を引き起こすことがあります。

万が一、加熱不足の小麦粉を食べてしまった時の対処法についても解説します。

目次

小麦粉を生焼けで食べてしまったら体はどうなる?

生の小麦粉を食べるリスク

スーパーやコンビニの商品は加熱調理が必須

市販されている小麦粉は、加熱調理を前提に製造されています。加熱により消化が容易になり、安全に摂取できるようになります。

 

生で食べた場合、消化不良や腹痛の原因となり得ます。さらに、細かく挽かれた小麦粉には製造過程で除去されない微生物や細菌が残っていることがあり、これらが原因で食中毒を引き起こすことも。

 

そのため、安全に小麦粉を摂取するには加熱調理が推奨されます。

小麦固有のタンパク質について

小麦粉にはグルテンという特有のたんぱく質が含まれています。このグルテンが、パンやうどんなどのもちもちとした食感を生み出す要因です。

 

グルテンはグリアジンとグルテニンの組み合わせで形成され、これが食品に弾力や粘着性を与えますが、一部ではグルテンの摂取がアレルギー反応や皮膚トラブルの原因とされ、グルテンフリー製品の需要が高まっています。

 

生焼けの小麦粉を食べたときの健康の影響

生焼けの小麦粉を食べてしまったら?

症状が現れるまでの時間は?

生焼けの小麦粉を摂取すると食中毒のリスクがあります。症状は摂取直後から1週間以上経過して現れることもあり、症状が現れるまでの時間は食中毒菌の種類によって異なります

摂取後に現れる症状とは?

生焼けの小麦粉を食べることで引き起こされる健康上の問題には

胃の不快感、水様性の便、吐き気、嘔吐

などがあります。

生小麦粉の摂取リスク

生の小麦粉には微生物や細菌が含まれていることがあり、これらが原因で食中毒を引き起こすのですが、大腸菌やリステリア菌などが主な原因となり得ます。アメリカでは、生小麦粉による腸管出血性大腸菌O121の感染例も報告されています。

 

感染すると

激しい腹痛、液状の下痢、血便、胃痛

などの症状が現れることがあります。

 

免疫力が低下している人では重症化しやすく、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

 

生焼けの小麦粉を摂取後の対処法

生焼けの小麦粉を摂取後の対処法

自宅での応急処置

生焼け小麦粉を食べた後に食中毒の症状が現れた場合、水分補給を心がけ脱水を防ぎましょう。

経口補水液は水分と塩分の補給に適しています。

 

吐き気が強い時は無理に我慢せず、吐きやすい環境を整えることが大切です。小さな子どもや高齢者を横に寝かせることで、嘔吐物が気道に入るのを防ぎます。

 

体力が落ちている時は、おかゆやうどんなどの消化に良い食べ物を摂取し、栄養を補給してください。

医師の診察が必要なタイミング

食中毒の症状が見られる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。小さな子供や高齢者は体力が低下しやすく、症状が急速に悪化する可能性があるため早めの対応が重要です。

 

症状が悪化すると、重大な健康リスクや合併症を引き起こす可能性があるため、異常を感じたらすぐに専門家の意見を求めることが大切です。

総括

    生焼けの小麦粉の摂取は、消化不良や食中毒のリスクを高めます。

     

    腹痛、下痢、吐き気、嘔吐などの症状が現れる場合があるため、生焼け小麦粉は避け万が一食べてしまった場合は適切な対処を心がけましょう

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