グミは鮮やかな色と様々な形で愛され独特の弾力ある食感が魅力ですが、この人気スナックを過度に摂取すると、健康への悪影響や最悪の場合命にかかわるリスクも考えられます。
グミの食べ過ぎが体重増加の原因となるのか、また重大な事故につながる可能性はあるのか、さまざまなグミを比較しながら詳しく解説します。
グミの食べ過ぎと健康への影響
グミを過剰に摂取すると、肥満だけでなく生活習慣病のリスクも高まることが知られています。
日本で人気の「果汁グミ」を見てみましょう。
その主な原材料には、コーンシロップ、砂糖、濃縮ぶどう果汁などがあり、砂糖が多く含まれていることが分かります。これらの成分は、食品の栄養表示にも詳しく記されており、製品選びの際には、成分の順番に注目することが大切です。
果汁グミ51g当たりの栄養成分は
167kcal、タンパク質3.2g、脂質0g、炭水化物38.6g、塩分相当量0g
となっています。
栄養成分の比較
果汁グミの栄養成分を他のスナックと比較すると、カロリーや糖質の量を一目で判断するのは難しいかもしれません。
- 果汁グミは167キロカロリー、糖質38.6グラム
- ポッキーは159キロカロリー、糖質20.9グラム
- コンソメ味ポテトチップスは334キロカロリー、糖質32.6グラム
です。この比較から、果汁グミはポッキーよりわずかにカロリーが高く、糖質も最も多いことが明らかになります。
グミ摂取の過剰による健康リスク
グミは美味しいですが、高カロリーで糖分が多いため摂取量には注意が必要です。特に糖分が多いグミを過剰に摂取すると、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。
また、グミに含まれる砂糖や水あめは虫歯の原因にもなり得るため、子供の場合は適切な歯磨きの習慣が重要です。
グミの食べ過ぎは死亡の原因になる？
特定のグミによる健康上の懸念
アメリカで販売されているある種の黒いグミはその食感と甘さが特徴ですが、2020年にはこの種のグミを毎日約250グラム摂取し続けた男性が心停止で緊急搬送され、その後亡くなる事故がありました。
主な原因は「低カリウム血症」で、特定の成分が原因である可能性が指摘されています。この事故は、グミを含む食品の過剰摂取が健康上のリスクを引き起こす可能性があることを示しています。
グミの飲み込みに伴う窒息のリスク
グミを食べる際は、その形状や大きさによって窒息の危険性が高まることに注意が必要です。小さい子供たちは少量でも喉に詰まらせる危険があり、毎年100件以上の食品に関連する窒息事故が報告されています。
これらの事故の多くは幼児に発生しています。子供たちがグミを食べる際には、常に監視し、彼らにとって安全な量を提供することが大切です。
グミの種類別栄養素の比較
さまざまなグミブランドの糖質とカロリーを比較してみました。
あなたが好んで食べるグミに含まれる糖質やカロリーの量を知ることは、健康的な食生活に役立ちます。
果汁グミの栄養価
果汁グミは多くの人に選ばれるグミの中でも特に人気のある商品です。
100グラムあたりには327キロカロリーと76グラムの糖質が含まれています。
この製品の特徴は、100%の果汁を使用しており着色料を使わずに作られていることです。
ハリボー ゴールドベアの特徴
ヨーロッパ生まれのハリボー ゴールドベアは、100グラム当たり343キロカロリーと77グラムの糖質を含んでいます。
このブランドは、クマや恐竜などの楽しい形状で子供たちに大人気でありそのユニークな食感が特徴です。
ぷっちょの特徴と栄養価
ぷっちょは、100グラム当たり376キロカロリーと82グラムの糖質を含むチューイングキャンディです。
中央にグミを組み込んだユニークな食感が楽しめ、他の製品と比べてカロリーと糖質がやや高めです。
地球グミの魅力
SNSで人気の地球グミは、100グラムあたり305キロカロリーと72グラムの糖質を含みます。
この製品の注目点は、中央にブルーベリー風味の青いソースが入っており、食べると舌を青く染めることがあります。
総括
グミは一般的なスナックに比べてカロリーや糖分が高く、過剰摂取は健康リスクを高めます。特に小さい子供が食べる場合は喉に詰まるリスクがあるため注意が必要です。市販されているグミの種類による栄養価の違いはそれほど大きくありませんが、その色や形状、製品特性によって多くの人を魅了しています。
適量を守り、食後の歯磨きを忘れずにしましょう。